借金が長期的返済になったとしても

信用情報に傷を付けない為にと

既存の借り入れの返済を

資金調達して返済する方は結構いらっしゃると思います。

 

実は、私自身も数年前までは

毎月の支払いが厳しいながら

信用情報に傷を付けたくないと必死になり

新規での借り入れにチャレンジしていた時期があります。

 

結論から申し上げれば、

既存の借金返済の為に追加で借り入れを行う行為は

負債をただ増やすだけなので辞めた方が良いです。

 

既存の借金返済が出来ないのであれば

潔く支払いを辞めた方が

後の事を考えれば傷口が浅くて済みます。

 

支払いを止めてしまう事で

既存の借入先からは基本的に今後

借り入れが一切できなくなってしまいますが、

全ての金融機関からお金の借り入れが

今後一切出来なくなるわけではありません。

 

一時的に信用情報に返済が出来ていないという情報が掲載され

これまで借り入れの無い新規の金融機関から

お金の借り入れが出来なくなる時期はありますが

それが半永久的に続くという訳では無い為

そこは誤解しないで欲しいと思います。

 

今後また新規に借り入れを行う事を

視野に入れるのであれば

新規の借入先を少なくした方が絶対良いです。

 

借金返済の為に新規で資金調達を行い

確実に全ての借り入れが返済できるという

確証が持てるのであれば良いですが、

 

ほとんどの場合は、単純に既存の借り入れに対する

毎月の返済を滞るのを恐れているだけの為

ただ負債を増やしているにすぎないのが現状です。

 

一時的には返済を何とか処理できているので

平穏な生活を維持できますが

借入先を増やしてしまう事で

毎月の返済額も増やす結果となる為、

必ずどこかで限界がきます。

 

新規借入先で借りられる枠が

マックスに達した時点で

また返済が出来なくなるわけですが

新規借り入れを行い

借金返済の延命が出来るのは良くて3か月から半年です。

 

ご自身で毎月の返済を細かく計算すると

自分自身は計画的に返済できると思う方が

非常に多いと思いますが

実際はご自身の計画通りに物事は進みません。

 

実際に私自身も、この資金調達が出来れば

既存のとある借り入れが返済出来て

その結果毎月の返済額が減り

生活が楽になると計画していましたが

そのようにはならずただ負債を増やしただけでした。

 

これは経験してみないと分からない事ではありますが

だからといって経験した方が良いと

安易に言える話ではありません。

 

既存の借入先を増やしてしまい

結果的に全ての支払いが出来なくなってしまったことで

私自身今後新規で借り入れが出来る

金融機関を減らしてしまう結果となりました。

 

複数の金融機関に対して支払いを滞ってしまい

信用を無くしてしまったことで、

一般的に融資が緩いと言われている資金調達案件に対しても

土俵にすら上がれないという状態に陥っております。

 

支払いを飛ばしてしまう借入数が少なければ

今後リカバリー出来るチャンスがあると捉えれば

無理に今すぐ慌てて資金調達を行わない方が良いと

判断できるようになると思います。

 

借金の返済が出来ないという問題は

何もあなただけが抱えている問題ではなく

あなたの身の回りでも数多くの方が実際抱えている問題です。

 

いちいち、自分自身は借金の返済が出来ていないと

豪語する人がいないだけで

ほとんどの方が借金返済の事で悩みを抱えています。

 

私自身、返済が滞り金融機関から催促の通知を頻繁に受け

精神的にかなり追い詰められた状態の中で

前に進むことが出来たのは

借金が返済出来ていないのは自分だけでは無いという事を

しっかり理解しようと思えたからだと思います。

 

そして、素直に借金返済が出来ない事を公開したことで

意外と身近な人間が同様に借金返済が出来ずに

過去に支払いを止めて飛ばしたことがあるという

エピソードを聞くことが出来たことも大きな励みになりました。

 

借金の支払いを止めても今はサービサー法がある為

正規の金融機関からお金を借りている限り

身の危険にさらされることはありません。

 

こればかりは実際に経験してみないとわからないことですが

返済を止めてこれまで身の危険を感じたことはありません。

 

勿論、支払いをして貰いたいという事で

金融機関や弁護士からお手紙が来たり、

裁判所からの通知が来ることはありましたが、

それ以上の事はありません。

 

だからこそ、繰り返しになりますが

今後の事を考えるのであれば

借金の為に借金をするぐらいであれば

既存の借り入れの支払いを止めたほうが

長期目線で見た場合有利になる為

無理に資金調達はしない方が良いでしょう。