緊急事態宣言延長はあったものの

今日から営業再開をされている会社は多いと思います。

 

先ほど市役所での打合せ・調査があったので

電車に乗りましたがいつもより人が多かった事もあり

恐らく今日から通常営業に戻っているのでは

ないかと思います。

 

営業再開したいけれども

業種的に営業再開したら

非難を受ける事が想定されるがために

仕方なく自粛している会社もあるでしょう。

 

3月終わりからコロナ融資に関して

本格的に注目を浴びて申し込みを

されている方が増えてきていると思いますが、

前回もこちらのブログで紹介させて頂きましたが

現状非常に厳しい状態です。

 

貸す側も当然返済して貰えるだろう前提で

審査を行いますので

返済が厳しいと思われる企業や個人の方には

コロナの影響で深刻なダメージを受けたとしても

融資の実施を行わないと思います。

 

そうなってくると今後現実的に起こってくる問題として

売上の確保が出来ない状態で経費が掛かる事と

借入を行っている金融機関への返済が厳しくなることです。

 

恐らくほとんどの方が借入を行っている

金融機関への毎月の返済額の確保で

困っている方が多いのではないかと思います。

 

現在、借入を行っている金額が数百万程度で

今後返済を続けていけば追加融資を望める可能性があり

ぎりぎりでも支払えるという方であれば

耐え忍んだ方が良いと思いますが、

 

借入額が一千万以上超えており

既に既存の借入先から利用限度額の引き下げや

利用枠をフルで使ってはいないものの

キャッシングが出来ない状態になっている方の場合に関しては

コロナ融資の見込みも正直非常に低いと思いますので

金融機関への支払いを止めた方が良いと思います。

 

2か月以上未払いが続くと信用情報CIC等に異動の記載が付き

今後新規借り入れを行いたい場合に

非常に不利な状態にはなってしまいますが、

既に新規借り入れが現状出来ない状態なのであれば

支払いを止めた方が事業の継続が出来る可能性があります。

 

支払いを止めるのにあたって

財産を所有しており差し押さえが怖いという場合は

一部返済を行い支払う意思がある旨を

アピールする方法を取れば免れます。

 

例えば、毎月A社に1万円の返済があるとしたら

本来は1万円支払わなければならない所を

1千円だけ返すような感じです。

 

仮に10社から借り入れがあり毎月それぞれ1万円の返済

合計10万円の返済が必要な方であれば

各社1千円だけ返済すればトータル1万円の返済で

裁判からの差し押さえは逃れる事が出来ます。

 

一部返済に関しても基本的には2か月以上継続すると

信用情報には異動がついてしまう為

今後新規の借り入れが当分出来なくなってしまいますが

元々借入額が多く新規借り入れが現状出来ない状態では

頑張って支払いを行っても追加融資は厳しいのが現状です。

 

その為、特に返済期間がまだ当分先という方で

コロナの影響で資金繰りが一気に悪くなり

追加融資の駄目という方に関しては支払いを潔く辞めて、

返済に充てる予定分を事業資金として

確保した方が正直賢明でしょう。

 

お金の踏み倒しに関して抵抗がある方は多いですが

大手企業の経営不振からの復活の際に

実際に取られている方法だったりするので

あまり深刻に考える必要はないと思います。

 

日本でもお金を踏み足して経営立て直した方が

現在市長を普通にやっているくらいですし

過去に踏み倒しの経歴を持っている経営者の方が

現在も第一線で活躍していると聞くくらいですから、

 

支払い能力が無くなり踏み倒しをしたからという事で

今後一切成功に向けての道しるべが無くなるわけでは

ありませんから思い切って行動するのもありでしょう。