コロナウイルスの影響で資金繰りが厳しく
何とか資金調達を行いたいと動かれている方は
たくさんいらっしゃると思います。
コロナウイルスに影響により
通常よりも融資がおりやすいという見解が出ており
その点を利用した着手金詐欺案件が出回っております。
私のTwitterにもコロナ融資の名目で
着手金詐欺を行っているとの相談があり
その中の1つには以前に一度別件で紹介した
阿部健二氏も動いているとの情報もございました。
阿部健二氏に関する過去の記事↓
現在、日本政策金融公庫や商工中金、保証協会が
資金繰りに悩む中小企業等を対象に
相談にのっておりますが、
特に日本政策金融公庫で5割程度
商工中金は1割に満たない程度
保証協会で8割程度
というデータが現在公開されています。
保証協会が比較的可決率が高いことから
融資出来る可能性が高いと踏み
資金調達系のブローカーが
積極的に動いている可能性があります。
申込者に関する情報を正確に
把握できているわけでは無い為
あくまでも推測になってしまいますが、
今回融資が可決されたケースに関しては
これまで大きな借り入れが無い方や、
借り入れはあるけれども支払いはきちんと出来ている方
いわゆる信用情報に問題ない方が対象になっていると思います。
状況が状況だけに多少信用情報に問題があっても
融資の対象になるという見解もございますが
データを見る限りそのような傾向は見受けられないと予想します。
今後注意したい点としては3月、4月で
ある程度融資可決に至る情報が
入ってきていると思われるため、
信用情報が際どい方で融資に至ったケースを引き出しに
ブラックでも融資可能な案件という事で
着手金の発生する案件が増えてくる点です。
融資が下りなかったら着手金を返還する条件を
恐らく提示してくると思われますが
着手金は戻ってこないと考えなければいけません。
着手金無しで成果報酬が多少高い案件
例えば着手金無しで成果報酬4割
であれば手元に残るお金と毎月の返済額を考慮し
資金調達してメリットがあると判断できれば
試してみても良いと思いますが、
着手金が発生する場合に関しては
融資が確実に通せると言われたとしても
それを金融機関が直接あなた自身に対して
保証して下さるわけでは無い為
リスクが高い事を認識する必要があります。
お金が入ってこず支払いに追われる時期だと思いますが
変に資金繰りをしようと思い
なけなしのお金を投じてチャンスを望むよりは
割り切って支払いを止めた方がダメージが
少ないかもしれません。