長期休みの時はいつも読書するか
MTGのデッキ構築で時間を
潰す事が多いのですが、
今回、あまり読みたい良い書籍が
少ないと感じながらも
書店に行って目に留まり
ついつい購入したのが
森永卓郎氏の投資依存症でした。
最近、YouTubeの動画で
よく新NISAについて
取り組むのを控えた方が
良いというアドバイスを
されているのをちょうど見かけ、
私自身、これまで事業資金に
資金を優先的に投じてきたものの
そろそろNISAやidecoを
本格的に始めたいと
思っていたタイミングだったので
ついついタイトルに惹かれて
読んでみることにしました。
世間が注目している時こそ注意
書籍の中では投資そのものは
お金の相対数が増える仕組みでは無いため
利益を生み出せる人もいれば
その反面マイナスになる人も
いるから成り立つという事を
わかりやすく説明されてます。
これは非常に重要な要素で
よくFXではゼロサムゲームという
言葉を用いられる事がある為
イメージしやすかったのですが、
NISAにも当てはまる要素があるのは
全く気づいておりませんでした。
麻雀の点棒の例えがわかりやすく
仮に自分自身の点棒が10万点を超えても
点棒の相対数が増えているわけではなく
自分自身が点棒を持っている分
点棒が少なくない人がいるという
例えがイメージしやすかったです。
そして、世間の注目度が上がると
注目されている分
価格帯が上昇するため
見た目としては
大きく利益を出せたように
見えるものの、
あくまでもこれは世間に
過剰に注目をされた事で
本来のあるべき価格よりも
価格帯が上がりすぎているに
過ぎないという事です。
過去の歴史を世界中で振り返ると
投資商品として最適と注目を
集めされ過ぎた商品こそ
ある程度の領域で
価値が上がり過ぎと判断され、
徐々にそこから価格帯が下がり
最終的に価値が0に等しい状態になり
その結果、破産に追い込まれてた人が
多々いるとの事です。
そして、まさにNISA自体が
政府が過剰に推奨してる環境は
言ってしまえば
過去の失敗に終わった投資案件に
近い状況という判断だと思います。
実際は、過剰に投資を進め
ある程度参加者が増えた事で
金融商品に対して課税がかかる
仕組みが作られてしまう等
他にも危ないと思われる要素が
ありそうではありますが、
世間が注目を集めている時だからこそ
スタートを切りたくなると思いますが
始めるにしてもスタートの仕方には
十分注意が必要になるのでは
無いかと思いました。
仮想通貨も注意か
書籍ではあまり触れられてはいませんが
仮想通貨が投資案件として
十分注意が必要だと感じました。
特に、過剰な価格帯を付けており
私自身、毎月積立で購入している
ビットコインについては
今後注意が必要だと感じました。
10年以上前から
実用化に向けて様々な動きがありましたが
今現在としてそれほど
大きな進展が無いものの
価格帯だけはしっかり上がっている
状況は森永氏が書籍で紹介している
過去に加熱した投資案件に
近いものがあると感じました。
ビットコインについては
元々ギャンブル要素と言いますか
仮想通貨を単純に積立を
行った場合の動きを
経験値として持ちたい思いで
スタートした要因もある為、
今後、よほどの事がなければ
いきなり大きな金額を投じる事は
ないと思いますが、
過剰な期待をしないように
これからも見守っていきたいと思います。
結果的に事業を優先したのは正解
森永氏の投資に関するご意見が
正しいかどうかは人それぞれ
判断があると思いますが、
森永氏の意見を正しいと判断した場合
私自身、これまで自身の
事業拡大の為にお金を
優先的に投じて来た事に関しては
あながち間違いではなく
これからもあくまでも
自分自身の事業拡大に
優先してお金を使うことを
大前提とした上で、
仮に投資信託等を始めるにしても
ビットコインと同様に
過剰な期待をしない程度に
スタートするべきだと思います。
正直、投資熱が高い人からすれば
熱を下げてしまう事が
紹介されている為
読んでも不満が残るかもしれませんが、
個人的には、過剰な投資熱は
非常に危険である為
ある程度正常な判断に
考えさせてくれるこの書籍は
非常に有益な情報が
紹介されていると思いました。