2018年頃に一度案件を紹介されて
怪しい案件だと思っていた
NPO法人が債務抹消案件を請け負うという案件。
抹消する債務の金額の1割を支払えば
法的整理をしなくても借金を
消すことが出来て、
3年後には新規借り入れも可能という
多重債務者にとっては非常に魅力的に見える案件。
以前ご紹介した記事はこちら↓
私の予想に反してかなりの方がコメントをして下さり
私の記事を拝見して案件の矛盾点に気づき
取り組むのを辞められた方も結構多く、
また、取り組まれたと思われる方に関しても
満足のいく結果を得られた方は
いらっしゃらなかったと思います。
案件がTwitterやラインのビジネス系グループで
積極的に紹介されていたのが2018年頃であり
3年で消えるという部分が本当であれば
今年、来年頃に結果が出ると思われますが、
本当にきちんと債務抹消されたか確認する必要があります。
CICをスムーズに取得できる方であれば
ご自身で債務抹消された状況をすぐに確認できると思いますが、
そもそもCICすら取得したことが無い方にとっては
確認方法がわからず、債務が抹消されたと
疑問に思い不安に感じている方もいると思います。
案件を取り組まれている方に問いたいのが、
今現在、案件を紹介していただいた方と
まだ連絡が取れているかという事です。
今は連絡が取れているから大丈夫だと思っていても
いざ債務抹消がきちんと出来ていなかったと判明し
問い詰めた段階で連絡が取れなくなることも
今後十分視野に入れなければいけません。
電話にしろ、Lineにしろ、SNSのメッセンジャー機能にしろ
都合が悪くなり、連絡を途絶えようとすれば
ボタン1つで対処されてしまいます(ブロックされてしまうという事)。
そろそろ、恐らく過去にお願いした債務抹消案件に
騙されたという情報が出回ると共に
より詳細な情報を暴露してくださる方も
増えてくると思うので
個人的には暴露情報が多く出回ることに期待しています。
真相ははっきり私自身掴めておりませんが、
既にこちらのブログに頂いたコメントを精査しても
着手金詐欺の類の案件だったと判断しています。
きちんとした案件でトラブルになる要素が少ないと
自信持って紹介できる案件であれば
今現在、SNSでまだ募集があっても
おかしくないと思いますが
現在募集をかけている投稿は見かけなくなりました。
2020年現在、コロナの影響があり
資金繰りが厳しく借金を重ねている人が
増えてきていると思います。
今の流れが続ければ2021年、2022年頃には
これまでそれほど借金をしていない方でも
多重債務に陥り、新規借り入れが出来ず
支払いに追われるという状況が考えられると思います。
その際に、弱みに付け込み
似たような案件が出回る可能性がありますので
是非皆様に注意していただきたいと思います。
特に、会社に借金の事がバレたくない
サラリーマンの方はこの手の案件は
非常に魅力的に見えるはずなので要注意です。
案件を紹介されて興味を持たれることは
決して悪いとは言いませんが、
お金を支払う前に事細かく疑問に感じる事は
しっかりと聞いて相手が答えられるかどうかを確認し
案件の良し悪しをきちんと整理する必要があります。
私がこの案件を紹介された時には
・借金が無くなったという事を借入先が認めた証拠を出せるか?
・借金が万が一消えなかった場合の対処はどうするのか?
という非常にシンプルな質問に対して
明確に答えられる方が一人もおりませんでした。
「債務が消えないはずはない」
「NPO法人の代表がしっかり処理するから大丈夫」
という頼りない返事しか返ってきませんでした。
現状を打開したいために、このような頼りない返事が返ってきても
都合の良いように解釈して大丈夫と自分に言い聞かせ
取り組んでしまう方がいらっしゃると思いますが
それこそ詐欺する側の思うつぼです。
私自身、サラリーマン時代にこのような思考で
何度も失敗を経験してきたからこそ
皆様にアドバイス出来る点だと思います。
是非、無駄金を使い更に深刻な状況にならないよう
この手の案件には慎重になっていただきたいと思います。