SEO Strategy: 2010s vs 2020s

📊 2010年代と2020年代の
WEB集客SEO対策の違い
そして今後意識すべきポイント

被リンク量産の時代 → ユーザー価値重視の時代 → 知っておくべき普遍的原則

✍️ この記事についてSEO対策に「絶対の正解」はないと言われます。
そのため軽視されがちな分野ですが、
WEB集客を行うなら最低限の知識は持っておくべきです。自分で施策を実行しなくても、
ホームページやLP制作を業者に依頼する際に
SEOの基礎知識があるだけでやり取りの質が格段に上がります
「何を聞くべきか」「提案の良し悪しをどう判断するか」が分かるからです。

本記事では、2010年代と2020年代のSEO対策の違いを整理したうえで、
時代を超えて共通する原則と、今後意識すべきポイントをお伝えします。

2010年代に効果的だったSEO対策

2010年代前半は、Googleのアルゴリズムが現在ほど洗練されておらず、
「被リンクの量」と「キーワードの密度」
検索順位を大きく左右する時代でした。

当時はYahoo!が独自検索エンジン(YST)を使用しており、
Yahoo!カテゴリへの登録がアクセス獲得のほぼ必須条件でした。

ページランク(PR)の公開値が重視され、
PR3以上のサイトは「強いサイト」として扱われていました。

📋 2010年代の主要施策

🔹 被リンク大量獲得

ディレクトリ登録、相互リンク集、サテライトサイトからの被リンク送信が主流でした。
無料ブログを数十個開設し、そこから本サイトへリンクを送る
「リンクホイール」と呼ばれる手法も横行。
被リンクの質よりも量が重視され、
短期間で数百〜数千のリンクを獲得することが可能でした。

🔹 キーワード詰め込み

タイトル・見出し・本文に狙いのキーワードを高密度で繰り返す手法です。
「キーワード密度5〜10%が理想」とされ、
不自然なほど同じ言葉を詰め込んでも、それが順位上昇に直結していました。
EMD(Exact Match Domain)と呼ばれる、
キーワードをそのままドメイン名にする手法も効果的でした。

🔹 記事量産・スピンコンテンツ

外注で1記事300〜500円の低コスト記事を大量発注し、
スピンツール(文章の語句を自動で入れ替えるツール)で
同じ内容を微妙に変えて量産する手法です。

無料ブログ(FC2、Seesaa、ライブドアなど)を50〜100個開設し、
そこから本サイトへリンクを送る「リンクホイール」も横行していました。
コンテンツの質よりも量が優先され、
1週間で圏外から1ページ目に表示されることも珍しくありませんでした。

🔹 コメント・トラックバック・ブックマーク活用

他ブログへの大量コメント投稿やトラックバック送信でリンクを確保。
はてなブックマークなどのソーシャルブックマークへの自作自演登録、
Ping送信によるインデックス促進も定番施策でした。

⚠️ これらの手法が通用しなくなった転機

Googleのパンダアップデート(2011年)で低品質コンテンツが大幅に評価低下。
続くペンギンアップデート(2012年)で不自然な被リンクも取り締まり対象に。
さらにEMDアップデート(2012年)でキーワードドメインの優遇措置も削減されました。
月収100万円超の運営者が、ある日突然全サイトが圏外になる——
そんな事態が実際に多発した時代です。

2020年代に効果的なSEO対策

2020年代のSEOは、
「ユーザー価値」と「信頼性」
検索順位を決める最大の要素となっています。

Googleは2011年のパンダアップデート以降、
低品質コンテンツの排除を段階的に強化してきました。
2012年のペンギンアップデートで不自然な被リンクも取り締まり対象に。

その結果、月収100万円超の運営者がある日突然全サイト圏外になる——
そんな事態が実際に多発しました。
現在はその延長線上で、より本質的な価値が問われる時代です。

📋 2020年代の主要施策

🔹 E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)

Googleが公式に重視する評価基準です。
Experience(経験):実体験に基づく情報か。
Expertise(専門性):その分野の知識・スキルがあるか。
Authoritativeness(権威性):業界での認知度があるか。
Trust(信頼性):正確で誠実な情報か。
特にYMYL(お金や健康に関わる)分野では、E-E-A-Tが極めて重視されます。

🔹 検索意図への最適化

キーワードの表面的なマッチングではなく、
「そのキーワードで検索する人が本当に求めている情報は何か」
を深く理解し、それに応えるコンテンツを作ることが求められます。
同義語や関連語を自然に盛り込み、
トピック全体をカバーする網羅性が評価されます。

🔹 Core Web Vitals(ページ体験指標)

表示速度やレイアウトの安定性など、
ユーザーのページ体験そのものが順位に影響します。
LCP(最大コンテンツの表示時間)、FID(初回入力までの遅延)、
CLS(レイアウトのズレ)の3指標が特に重要。
モバイルファーストインデックスにより、
スマホでの表示品質が評価の基準になっています。

🔹 トピッククラスター型の内部リンク設計

メインテーマ(ピラーページ)を中心に、
関連するサブトピック記事を配置し、
相互に内部リンクで結ぶ設計手法です。
サイト全体でトピックの専門性を示すことができ、
個々の記事単体よりも高い評価を得やすくなります。

時代を超えて共通する4つの原則

手法の表面は変わっても、
SEOの本質的な考え方は2010年代も2020年代も変わっていません
2010年代にサテライトサイトで擬似的に実現していた「面の構成」は、
現在ではトピッククラスター型の正攻法として確立されています。
テクニックは進化しても、根底にある原理原則は同じなのです。

💎 普遍的に有効な4つの原則

① 「面」で勝つ情報設計

単発記事ではなく、関連記事をクラスタ化して面で攻める。
2010年代はサテライトサイトで擬似的に実現していたものが、
現在はトピッククラスター型の正攻法として確立されています。
ハブ&スポークの構造設計は、いつの時代も最強の戦略です。

② 内部リンク=ユーザー導線

SEO目的ではなく、ユーザーが解決まで進める導線として設計する。
2010年代のフッター大量リンクは廃れましたが、
ユーザー体験を重視した内部リンクは今も検索エンジンから高評価を得ます。

③ 検索意図に忠実なタイトル設計

曖昧を避け、悩み・解決・ベネフィットを明示する。
キーワードの詰め込み方は変わりましたが、
「検索者の求める答えを明確に提示する」という本質は不変です。

④ 速く公開→データで改善

完璧主義よりPDCA
まず公開し、Google Search Consoleやアクセス解析データを見ながら改善していく。
この姿勢は2010年も2025年も成功の鍵です。

SEO知識が業者とのやり取りを変える

「SEO対策は専門家に任せるから自分は知らなくていい」——
これは大きな誤解です。
実際にホームページやLP制作の現場では、
発注者のSEO知識の有無が成果物の品質を大きく左右します
知識がゼロの状態では、業者の提案が適切かどうかの判断すらできません。
結果として「言われるがまま」の契約になり、
効果のない施策に費用を払い続けるケースが後を絶ちません。

🤝 知識があると何が変わるか

💡 業者の提案を正しく評価できる

「被リンクを1,000本獲得します」と提案されたとき、
それが2010年代の古い手法であり、
現在ではペナルティリスクがあることを見抜けます。
逆に「E-E-A-Tを意識したコンテンツ設計を行います」と言われれば、
正しい方向性だと判断できます。

💡 的確な要件を伝えられる

「Core Web Vitalsに配慮したページ設計をお願いします」
「トピッククラスター型の内部リンク構造にしてください」
——このような具体的な指示が出せるかどうかで、
成果物の品質が大きく変わります

💡 無駄な費用を回避できる

SEO知識がないと、効果のない施策に月額数十万円を払い続ける
ケースも少なくありません。
基礎知識があれば、「この施策は本当に必要か?」
という判断ができるようになります。

今後のSEOで意識すべきポイント

🔮 2025年以降のSEOトレンド

🤖 AI概要(SGE)への対応

Google検索結果にAIが生成した概要が表示される時代。
AIに引用される情報源になるためには、
構造化データの適切な実装、明確な見出し構造、
簡潔で正確な回答文が重要になります。

📹 マルチメディアコンテンツの重要性

テキストだけでなく、動画・画像・インフォグラフィックなど
複数の形式でコンテンツを提供することが評価されます。
YouTube動画の埋め込みやオリジナル画像の活用は、
滞在時間の延長とユーザー満足度の向上に直結します。

🏢 ローカルSEO・MEO対策

実店舗やローカルビジネスにとっては、
Googleビジネスプロフィールの最適化が不可欠。
口コミの管理、正確な営業情報の掲載、
地域に関連したコンテンツ制作が集客に直結します。

📐 構造化データ(スキーママークアップ)

FAQやレビュー、商品情報などの構造化データを適切に実装すると、
リッチリザルト(強調スニペット)として検索結果に表示される可能性が高まります。
業者に依頼する際にも「FAQ構造化データを入れてほしい」と伝えるだけで、
検索結果での視認性が大きく変わることがあります。

✍️ 筆者の所感:2012年から実際にWEB集客をしてきて感じたこと

私自身がWEB集客用のページを作り始めたのは2012年頃からです。
当時はまだ「コンテンツよりも被リンクが重要」と言われていた時代で、
サテライトサイトの量産や相互リンクが当たり前のように推奨されていました。

しかし、実際に周囲のサイトを観察していて強く感じたのは、
結局のところ、コンテンツ作りに力を入れているサイトが強いということでした。
被リンクを大量に集めて一時的に上位表示されたサイトは、
アルゴリズムの変更で軒並み順位を落としていきました。

一方で、質の高いコンテンツを継続的に発信し、
SNSもバランスよく活用しているサイトは、
アップデートの影響を受けにくく、長期的に安定した集客
を実現していました。
検索エンジンからの流入だけに頼らず、
SNSからのトラフィックも確保しているサイトは、
仮にアルゴリズムが変わっても致命傷にならない強さがあったのです。

この実体験からも、
テクニックに走るよりも「読者に価値を届ける」という本質
注力することが、結果的に最も確実なSEO対策だと確信しています。

まとめ

2010年代は「リンク量×スピード」の時代。
2020年代は「ユーザー価値×信頼性×情報設計」の時代。

手法の表面は大きく変わりましたが、
「面で勝つ情報設計」「ユーザー導線としての内部リンク」
「検索意図への忠実さ」「PDCAで磨く姿勢」
という
4つの普遍原則は時代を超えて有効です。

SEO対策に絶対の正解はありませんが、
「知っている」と「知らない」では
WEB集客の成果に大きな差が生まれます

自分で手を動かすかどうかに関わらず、
基礎知識は必ず身につけておきましょう。
業者への発注、提案の評価、成果の判断——
すべての場面で、あなたの判断力を支える武器になります。
SEOは一度学べば終わりではなく、
Googleのアルゴリズム変更に合わせて知識をアップデートし続けることが大切です。

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免責事項:本記事は過去と現在のSEO手法を紹介するものであり、
現在は推奨されない施策も含まれています。
実際のSEO対策は、Googleのガイドラインに準拠した正当な方法で行ってください。

早乙女流夜

sophisticatedinvestors.tokyo