🚨 信用情報ブラック向け
クレジットカード作成案件の実態と注意点

99%が詐欺または違法案件—騙される前に知るべき真実

⚠️ 緊急警告
近年、SNSや掲示板、動画配信サービスのコメント欄などで
「信用情報ブラックでもクレジットカードを作れる案件」
という情報を目にする機会が増えています。過去の延滞や債務整理、
自己破産などで信用情報に傷がある場合、
通常のクレジットカード審査は極めて厳しくなります。
そのため、こうした情報は一見すると魅力的に思えるかもしれません。
しかし、実際には多くのリスクや詐欺的な手口が潜んでおり
安易に手を出すと金銭的・法的なトラブルに巻き込まれる可能性が非常に高い為、
本記事で実態を詳しく解説します。

1. SNSでの案件募集とその巧妙な手口

Twitter(X)、Instagram、TikTok、LINEオープンチャットなど、
匿名性の高いプラットフォームで「ブラックでもOK」「確実に審査通過」
といった売り文句が使われています。

典型的な勧誘パターン

  • 「実績」の偽装
    クレジットカードの写真や「お客様の声」のスクリーンショットを掲載
  • 特別ルートの主張
    「特別な審査ルートを持っている」「金融機関にコネがある」
  • 緊急性の演出
    「今だけ」「先着○名様」「このチャンスを逃すと二度とない」
  • 成功体験談の捏造
    「先月5枚作れました」「ブラックの友人も作れた」

🚨 重要な事実

信用情報は個人情報保護法や金融機関の内部規定で厳格に管理されており、
外部から特別扱いできるルートは存在しません
これらの証拠は画像編集や他人の情報を流用した偽物である場合がほとんどです。

さらに、最近ではインフルエンサーを装ったアカウントが
「フォロワー限定案件」として紹介するケースも増えています。
フォロワー数が多いからといって信頼できるわけではなく、
詐欺師が購入したフォロワーで水増ししている可能性が高いです。

2. 最も多い被害:着手金詐欺の実態

最も多く報告されている被害が「着手金詐欺」です。案件に申し込むと
「手続き費用」「保証金」「本人確認料」などの名目で
数万円〜十数万円の入金を要求されます。

請求名目金額相場詐欺の可能性
手続き費用3万円〜5万円99%
保証金・デポジット5万円〜10万円99%
本人確認料1万円〜3万円99%
審査優先料3万円〜7万円99%

💡 詐欺師の典型的な逃亡パターン

  1. 入金後、連絡が途絶える
  2. 「審査に時間がかかっている」と言い訳を続けて引き延ばす
  3. 最終的にアカウントを削除して完全に連絡が取れなくなる
  4. 新しいアカウントで同じ手口を繰り返す

こうした詐欺は、振り込んだ金額が少額であっても
被害届の受理や回収が困難なことを知っているため、
短期間で複数の被害者から少額ずつ騙し取る手口を取る傾向があります。

3. 実際に作れた事例は存在するのか?

ネット上では「作れた」という書き込みが存在しますが、そのほとんどは詐欺業者による自作自演
または特例的なデビットカードやプリペイドカードを「クレジットカード」と偽ったケースです。

📊 信用情報の仕組み

信用情報はCIC(株式会社シー・アイ・シー)、JICC(日本信用情報機構)、
全国銀行個人信用情報センターなどの機関に登録され、
加盟する全ての金融機関が参照可能です。

情報が消えるまでは、ほぼ全てのカード会社で審査落ちとなります。
登録期間は通常5〜10年間で、この期間中に「裏ルート」で審査を通すことは不可能です。

私が業界関係者にヒアリングを行った限り、信用情報がブラック状態で
通常のクレジットカードを発行できたという事例は確認できませんでした
「作れた」という情報は100%虚偽か、デビットカード・プリペイドカードの誤認です。

4. 審査落ちすり替えと二重請求の手口

詐欺業者の常套手段の一つが
「今回は審査に落ちたが、別のルートなら通る」という話にすり替える方法です。
こうして新たな「着手金」や「保証金」を請求し、二重三重に金銭を搾取します。

二重請求の典型的な流れ

  1. 1回目:「手続き費用」として3万円を請求 → 支払い
  2. 数日後:「審査に落ちたが、別ルートがある」と連絡
  3. 2回目:「新ルート手数料」として5万円を追加請求 → 支払い
  4. さらに数日後:「最後の特別ルート」として7万円を請求
  5. 最終的に:合計15万円以上を支払ったが、カードは作れず連絡途絶

⚠️ 返金詐欺にも注意

このパターンでは「前回の費用は返金される」と口約束をしますが、実際には返金されません
どんどん支払う額が増えてしまい、資金調達するどころか無駄な負債を抱えてしまう事になります。

5. 報酬支払いを装った現金化の危険性

仮にブラックな状態でカードを作れたとしても、
多くの場合はショッピング枠を使った現金化など、
違法性のある方法を指示されるケースがあります。

⚠️ 現金化の法的リスク

  • カード会社規約違反:即利用停止・強制解約
  • 詐欺罪の可能性:刑事事件化のリスク
  • 貸金業法違反:無登録営業として罰則対象
  • 高額な手数料:70〜80%も差し引かれるケースあり

現金化によって一時的に得た資金は高額な手数料を差し引かれるため、
最終的に損をする可能性が高いです。
さらに、後日カード会社から一括請求を受け、
支払えない場合は信用情報がさらに悪化します。

6. 信用情報回復が唯一の安全策

信用情報がブラックの状態で安全にクレジットカードを作る方法はありません
過去の延滞や債務整理の情報は通常5〜10年間登録され、
その期間が経過して初めて削除されます。

事故情報の種類登録期間対応策
延滞情報1〜5年間完済後の期間経過を待つ
債務整理5年間手続き完了後の期間経過を待つ
自己破産5〜10年間免責確定後の期間経過を待つ

✅ ブラック期間中の安全な代替手段

  • デビットカード:銀行口座から即時引き落とし、審査不要
  • プリペイドカード:事前チャージ式、ネット決済にも対応
  • 家族カード:家族が持つカードの追加カード(家族の信用情報で審査)

この期間はデビットカードやプリペイド型カードで代替し、
クレジットカードは信用情報が回復してから
正規の金融機関で申し込むのが唯一の安全な道です。

7. 実際の被害例と相談事例

国民生活センターや警察への相談事例によれば、以下のような被害が報告されています。

実際の被害事例

事例1:SNS経由の着手金詐欺

「Twitterで知り合った相手からクレジットカード作成を持ちかけられ、
保証金10万円を振り込んだが連絡が途絶えた」(30代男性)

事例2:二重請求被害

「カードは作れなかったが、別の案件を紹介され、
さらに15万円支払った。合計25万円の損失」(40代女性)

事例3:現金化トラブル

「カードは作れたが、ショッピング枠の現金化を指示され、
後日カード会社から一括請求。支払えずに信用情報がさらに悪化」(20代男性)

💡 返金の現実

いずれも返金はほぼ不可能で、被害者は泣き寝入りせざるを得ない状況でした。
基本的に返金事例は少なく、返金事例に関しても紹介者のブローカーの方が
他人から紹介された案件を紹介しただけなので
紹介責任を感じて返金に応じたというケースはありますが、
非常にまれなケースであり基本は応じて貰えないと考えた方が無難でしょう。

8. まとめ:絶対に手を出してはいけない理由

この記事の重要ポイント

  • 99%が詐欺か違法案件:「ブラックでも作れる」は虚偽広告
  • 着手金詐欺が横行:数万円〜数十万円を騙し取られる
  • 二重請求の罠:「別ルート」と称して追加請求
  • 現金化は違法行為:刑事事件化のリスクあり
  • 返金はほぼ不可能:泣き寝入りするケースが大半
  • 唯一の安全策:信用情報の回復を待つこと

「信用情報ブラックでも作れるクレジットカード案件」は、
ほぼ例外なく詐欺か、法的リスクの高いグレー案件です。
匿名のSNSアカウントや個人間取引は危険度が高く、
安易な連絡や送金は避けるべきです。

✅ 被害に遭わないための5つのルール

  1. SNSの「ブラックOK」案件には絶対に手を出さない
  2. 着手金・保証金を要求されたら100%詐欺と判断
  3. 「特別ルート」「金融機関にコネ」は虚偽と断定
  4. デビットカード・プリペイドカードで代替する
  5. 信用情報の回復を待ち、正規ルートで申し込む

少額だから大丈夫という油断が被害を拡大させます。
クレジットカードを安全に作成するためには、
信用情報の回復を待つこと、そして正規の金融機関やカード会社を通して申し込むことが不可欠です。

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免責事項:本記事は被害防止を目的とした注意喚起情報です。
信用情報の回復には正規の手続きと時間が必要です。
詐欺被害に遭われた方は、速やかに警察(#9110)や消費生活センター(188)にご相談ください。