Investment Guide for Beginners
投資が怖い人へ
知識ゼロから始めた資産運用のリアル
「投資=ギャンブル」と思っていた経営者が、実際に投資を始めて気づいたこと
なぜ投資に興味を持ったのか
正直に言います。きっかけは非常に単純でした。
知り合いの経営者が投資信託をやっていて、
「お前もやった方がいいよ」と勧められた——
ただそれだけです。
大層な投資理論があったわけでも、
将来設計をしっかり考えた結果でもありません。
それまでの私は、「投資=リスクが高い=危ない」
と完全に決めつけていました。
周りで投資の話を聞いても「自分には関係ない」と思っていましたし、
そもそも投資の知識がないから余計に恐怖心が先に立っていたのだと思います。
しかし、その経営者の話を聞いてみると、
何百万円も一気に突っ込む投資ではなく、
毎月コツコツ積み立てるスタイルの投資だと知りました。
しかも、リスクを分散させながら長期で運用すれば、
過去のデータ上はかなりの確率でプラスになっている。
40代からのスタートでも、まだ20年以上の運用期間がある。
十分に資産を構築できる年齢じゃないか。」
そう思えたのが、投資を始めた正直な理由です。
特別な才能や知識は必要ない。必要なのは「始める決断」と「続ける忍耐」だけ。
投資信託での積立投資は、まさにそういう世界でした。
すべての投資がハイリスクなわけではない
「投資は怖い」という人の多くは、投資を一括りにしてしまっています。
しかし実際には、投資にはさまざまな種類があり、
リスクの大きさは商品によって全く異なります。
◆ 比較的リスクが低い投資
① インデックス型の投資信託(積立)
S&P500やオールカントリー(全世界株式)に
連動する投資信託を毎月積み立てる方法。
1本で数百〜数千の企業に分散投資でき、
長期で見れば安定したリターンが期待できます。
私自身もこの方法をメインで実践しています。
② 新NISA(つみたて投資枠)
年間120万円まで非課税で投資できる国の制度です。
運用益に税金がかからないため、長期積立と相性抜群。
やらない理由がないと言っても過言ではありません。
③ 債券型投資信託
株式に比べて値動きが穏やかで、安定した利回りが特徴。
ただしリターンも控えめなので、
守りの資産として組み込むのが一般的です。
◆ リスクが高い投資
① 個別株のデイトレード・短期売買
相場を読む力と経験が必要。素人が手を出すと高確率で損をします。
本業がある経営者には特に不向きです。
② FX(外国為替証拠金取引)
レバレッジをかけられる反面、一瞬で大きな損失が出る可能性。
投資というより投機に近い世界です。
③ 仮想通貨(短期売買の場合)
値動きが非常に激しく、1日で20%以上動くことも珍しくありません。
短期で売買を繰り返すやり方はギャンブルに近く、
初心者が手を出すべきではありません。
ただし、やり方を変えればリスクをコントロールする方法もあります。
これについては後ほど詳しくお伝えします。
④ 人から紹介される「特別な案件」
「月利5%保証」「元本保証で高配当」——こうした案件は99%詐欺です。
後のセクションで詳しく触れます。
大切なのは、自分のリスク許容度に合った投資を選ぶことです。
すべてを恐れる必要はありませんが、すべてに飛びつく必要もありません。
📊 投資信託でコツコツ ― 私が選んだ方法
私が最初に始めたのは、新NISAのつみたて投資枠を
使ったインデックス投資信託の積立です。
証券口座の開設から積立設定まで、
実際にやってみると拍子抜けするほど簡単でした。
スマホアプリで銘柄を選んで、毎月の金額を入力して、
引き落とし日を設定するだけ。
ものの30分で完了です。
毎月決まった金額を自動で積み立てる設定をしておけば、
あとは基本的に何もしなくていい。
経営者として本業が忙しい中でも、
手間がかからないのは大きなメリットでした。
積立投資の良いところは、相場が下がった時こそ多くの口数を買えること。
ドルコスト平均法と呼ばれるこの仕組みのおかげで、
相場の上下に一喜一憂する必要がありません。
むしろ下落局面は「安く買えるチャンス」と思えるようになります。
40代からのスタートでも、60歳まで20年、65歳まで25年あります。
仮に毎月3万円を年利5%で20年間積み立てた場合、
元本720万円に対して運用益は約513万円、合計約1,233万円になる計算です。
もちろん保証されたリターンではありませんが、
長期・分散・積立という三原則を守れば、
過去のデータ上はかなり高い確率でプラスになっています。
▶ 関連記事:
₿ 仮想通貨も「積立」で ― 時代のブームに乗る戦略
先ほど仮想通貨を「リスクが高い投資」に分類しました。
これは事実です。短期売買を繰り返すやり方であれば、
間違いなくハイリスクです。
しかし、投資信託を教えてくれた経営者仲間から、
こうアドバイスをもらいました。
毎月コツコツ積み立てればいい。
短期の値動きは無視して、長期で持つんだよ。」
調べてみると、確かに仮想通貨にも投資信託と同じように
毎月定額を積み立てる方法がありました。
一括で大金を投入するのではなく、少額を定期的に積み立てることで、
激しい価格変動のリスクを抑えながら、
長期的な値上がりの恩恵を受けられます。
時代のブームに乗るつもりで、私も少額から積立を始めました。
仮想通貨市場はまだ歴史が浅く、
投資信託に比べてボラティリティ(値動きの幅)は大きいです。
しかし、ビットコインは「デジタルゴールド」とも呼ばれ、
資産の一部として保有する機関投資家も増えています。
時代の流れに乗るという意味でも、
ポートフォリオの一部に組み込む価値は十分にあると考えています。
ただし、仮想通貨に充てる金額は
ポートフォリオ全体の10〜20%以内に抑えることを強くおすすめします。
あくまで投資信託がメイン、仮想通貨はサブという位置づけです。
仮想通貨は税制上も「雑所得」扱いで、
投資信託と比べて税率が高くなる場合があります。
利益が出た際の確定申告も必要ですので、
始める前に税金面の知識も頭に入れておきましょう。
▶ 関連記事:
🚀 2026年から投資を始める人へのアドバイス
「もう遅いのでは」と思っているあなたへ。
投資を始めるのに遅すぎるタイミングはありません。
ただし、2026年から始める人が意識すべきポイントはあります。
投資信託ベースで始める5つのコツ
① まず新NISAの「つみたて投資枠」から始める
年間120万円まで非課税。月1万円からでもOKです。
まずは口座を開設して、少額でスタートすることが最も大切です。
完璧な準備ができてから始めようとすると、いつまでも始められません。
② 銘柄は「全世界株式」か「S&P500」のインデックスファンドを選ぶ
迷ったらこの2つのどちらかで間違いありません。
信託報酬(手数料)が年0.1%前後のものを選びましょう。
eMAXIS Slimシリーズが定番です。
③ 「余剰資金」で投資する鉄則を守る
生活費や事業資金を投資に回してはいけません。
最低3〜6ヶ月分の生活防衛資金を確保した上で、
それ以外のお金で投資しましょう。
④ 暴落しても絶対に売らない
積立投資で最も重要なのは「続けること」です。
相場が下がった時に怖くなって売ってしまう人が非常に多いですが、
これが最大の失敗パターン。
下落局面こそ安く買えるチャンスだと割り切りましょう。
⑤ 情報収集は信頼できるソースに絞る
SNSの煽り投稿やYouTubeの「爆益報告」に振り回されないでください。
金融庁のサイト、証券会社の公式レポート、
そして自分自身の投資方針を信じることが大切です。
▶ 関連記事:
⚠ 仲の良い人から紹介される案件こそ注意
投資を始めると、不思議と周囲から「いい話」が舞い込むようになります。
そして厄介なのが、それが全くの他人ではなく、信頼している知人や
友人から紹介されるケースだということです。
赤の他人から「月利5%保証」と言われれば、ほとんどの人が警戒します。
しかし、仲の良い先輩経営者や、長年付き合いのある友人から
「俺もやってるんだけど、すごくいいよ」と言われたらどうでしょう。
気持ち的に警戒心が揺るぐのは当然です。
しかし、ここが最も危険なポイントです。
紹介者自身が悪意を持っているとは限りません。
本人も騙されていて、純粋な善意で紹介している場合もあります。
いわゆるポンジスキーム(配当型詐欺)は、
初期の参加者には実際に配当が支払われるため、
紹介者は本当に「いい案件」だと信じていることが多いのです。
【危険な案件の見分け方チェックリスト】
✔ 「元本保証」「月利◯%確定」と言われた
✔ 仕組みが不透明で、何に投資しているか説明できない
✔ 「今だけ」「人数限定」と急かされる
✔ 紹介料やリクルートが仕組みに含まれている
✔ 金融庁に登録されていない業者が運営している
→ 1つでも該当すれば、絶対に手を出さないでください。
投資判断は必ず自分自身で行う。
どんなに親しい人からの紹介でも、裏付けを取る。
これが資産を守る最大の鉄則です。
最後に ― 投資を始めようか迷っているあなたへ
投資は「お金持ちがやるもの」でも
「若いうちに始めないと意味がないもの」でもありません。
40代だろうが50代だろうが、正しい方法で始めれば着実に資産は育ちます。
私自身、投資の知識ゼロからスタートしました。
最初は毎日基準価額をチェックして一喜一憂していましたが、
今では月に1回確認するかどうかです。
積立投資とはそういうものです。
仕組みを作ったら、あとは時間に任せる。
忙しい経営者にとって、これほど相性の良い資産形成法はないと実感しています。
振り返ると、投資を始めて一番変わったのは
「お金に対する考え方」でした。
お金は使えば減る一方だと思っていましたが、
正しく運用すればお金が働いてくれる。
経営者として事業で利益を生み出しながら、
同時に資産運用でも資産を増やしていく——
この両輪が回り始めたとき、将来に対する漠然とした不安がかなり軽くなりました。
大切なのは、怪しい案件に手を出さず、地味でも確実な方法を続けること。
華やかな「爆益」の話に惑わされず、自分のペースで、
焦らず着実に資産を積み上げていきましょう。
このページの関連記事は順次更新していきます。
一緒に学びながら、堅実な資産形成を目指しましょう。
― 早乙女流夜(さおとめ りゅうや)
📋 今後公開予定の記事一覧
以下の記事は現在執筆中です。公開され次第、リンクを更新していきます。
準備中 投資を始めるベストなタイミングとは|年代別の考え方
準備中 経営者の資産運用|事業資金と投資のバランスの取り方
準備中 私の投資信託ポートフォリオ公開|実際の積立額と運用実績
準備中 仮想通貨積立の実績報告|ビットコイン・イーサリアムの運用記録
準備中 新NISA2年目の成績公開|2026年のリアルな運用報告
準備中 投資で騙されかけた実体験|知人からの紹介案件を断った理由
準備中 投資信託と仮想通貨の配分比率|リスク許容度別のモデルケース
準備中 経営者が知っておくべき投資の税金対策
