「稼ぐ系」情報商材は、読者の生活やお金に直結するため、
他ジャンル以上に信頼・透明性・再現性が問われます。
誇張や曖昧な表現、返金対応の不備はクレームや炎上、
場合によっては法的リスクにもつながります。
本記事では、販売者が最低限押さえるべき注意点3点を、
現場で使える具体策とチェックリストで整理します。
注意点1:表現・開示の透明性を徹底する(誇大表現×ステマ対策)
期待値コントロールに失敗すると、
クレームや返金率の上昇、アカウント凍結リスクが一気に高まります。
次の原則を守りましょう。
- 成果保証を示唆しない
「必ず稼げる」「再現率100%」のような断定・保証はNG。
再現条件(必要時間・初期費用・前提スキル・失敗確率)を明記します。 - 実績は方法とセットで開示
売上スクショだけでなく、期間・投下時間・広告費・失敗率・検証手順を添付。
第三者が追試できる粒度で。 - 広告/PRの明示
記事・SNS・動画では冒頭やリンク直前に
「広告/PR」「アフィリエイトを利用」と明示。
画像・動画にも画面内表記を。 - 比較・ランキングの根拠
評価項目と重み、選定基準、利益相反(アフィ報酬の有無)を開示。 - 禁句の言い換え例
「確実に→可能性を高める」「誰でも→前提条件を満たす方なら」 - 「放置で→適切な運用ができれば」。
ポイント: 誇張よりも「何ができないか」「向かない人は誰か」を明記すると、
返品・クレームが大幅に減ります。
注意点2:返金・サポート・個人情報の運用を“仕組み化”する(顧客体験)
稼ぐ系は疑念が生じやすく、対応の遅延=不信に直結します。
販売前に以下を必ず用意しましょう。
- 返金・キャンセルの条件
対象期間・対象プラン・手続き方法・除外条件(不正取得・配布など)
返金時のアカウント停止を明記。自動返信メールにも記載。 - サポートSLA
「問い合わせから◯営業日以内に一次回答」「平日◯時〜◯時」
「対応チャネル(メール/チャット)」を宣言。
テンプレFAQとフォームを整備。 - オンボーディング
初回30〜60分の導入動画/チェックリストを同梱し、
最初の成功体験までの距離を短くする。 - 個人情報保護
申込データの保存期間・閲覧権限・破棄手順を定義。
不要な書類提出(本人確認の過剰取得等)は避ける。 - 記録の可視化
問い合わせ履歴、返金判定、対応者、
回答テンプレを一元管理(台帳やヘルプデスクツール)。
ポイント: 返金受付の可視化(受付番号/時刻/担当)だけで、
SNS上の疑心暗鬼が大きく減少します。
注意点3:バックエンド設計・アフィリエイト運用・違反リスクを統制する(ガバナンス)
セミナーや高額コーチング、サロンなどのバックエンドは、
評価・価格・契約の透明性が低いほどトラブル化します。
- バックエンドの事前開示
提供内容(回数/期間/個別対応の範囲)、総額、解約/返金規定、
分割手数料、提供体制(講師人数・サポート方法)。 - アフィリエイト統制
紹介者には表現ガイドラインを配布。
「成果保証・誇大表現・値引き誘引(キックバック告知)」を禁止し、
違反時の提携解除を明文化。 - インセンティブの禁止/制限
ASPや販売ポリシーでリベートが禁止される場合が多い。
規約に抵触する施策は行わない。 - 決済・ライセンス
支払い回収、サブスク解約の導線、
コンテンツの利用規約(再配布・二次利用の禁止)を明示。
違反時の措置(アカウント停止・法的手段の可能性)を記載。 - 監査ログ
販売ページの版管理、広告素材の承認フロー、
表現変更の履歴化で、運用時の説明責任を確保。
ポイント: 「販売前にガイドラインを整備→パートナーに周知→監査」を仕組み化。
属人的な運用は事故の温床です。
公開前チェックリスト(保存版)
- 冒頭とリンク直近に「広告/PR」表記、
rel="sponsored"
の付与。 - ベネフィットと同時に、できないこと/前提条件/向かない人を記載。
- 実績は期間・投下時間・コスト・再現条件とセットで開示。
- 返金・キャンセル条件、問い合わせ導線、SLAの明記。
- 個人情報の取り扱い、データ保管・破棄、第三者提供の有無を明記。
- バックエンドの有無と総額、契約・解約の流れを開示。
- アフィリエイト規約/表現ガイドの提示と同意取得。
- 販売ページ・広告素材の版管理(更新履歴・承認者)。
想定トラブルと先回り対応
トラブル | 原因 | 先回り策 |
---|---|---|
「聞いていた内容と違う」 | 抽象的説明・期待値過多 | 再現条件・できないことを太字で明記。導入動画でギャップ解消。 |
返金対応の遅延 | 窓口不統一・台帳なし | フォーム一本化・受付番号発行・SLA定義・週次レビュー。 |
拡散炎上 | 誇大広告・値引き誘引 | 表現監査・紹介者ガイド・違反時の公開方針(謝罪/是正)。 |
無断配布・転載 | 規約の曖昧さ | ライセンス明記・透かし・個別ID・利用停止条項。 |
まとめ
稼ぐ系情報商材を継続的に販売する鍵は、
誇張しない・仕組みで守る・監査で続けるの3点です。
短期の売上ではなく、信頼という資産を積み上げる運用へ。
今日から「開示の強化」「返金・サポートの仕組み化」「ガバナンスの整備」