Gold Investment Trust Guide 2026

🥇 2026年2月版
ゴールド投信をポートフォリオに
組み入れるべき理由

月1万〜5万円で始めるサンプルポートフォリオ付き

⚡ この記事について
2025年、金(ゴールド)関連の投資信託に流入した資金は過去最大級。
金価格は直近1年で約70%上昇し、
金投信の残高は1年で3倍、2.5兆円規模に急拡大しました。
2026年2月のおすすめファンドランキングにも
「ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)」がランクインしています。
筆者自身、知人にポートフォリオの相談をしたことがきっかけで
ゴールド投信を組み入れ
ました。
本記事では、なぜ金をポートフォリオに加えたのか、実際にどう運用しているのか、
そして月1万〜5万円で始める初心者向け
サンプルポートフォリオ
を紹介します。

なぜ今、ゴールド投信が注目されているのか

金価格が歴史的な高値圏にある中、
投資信託を通じた金投資への関心が急速に高まっています。
その背景には複数の要因があります。

金価格が上昇し続けている3つの理由

① 世界的なインフレへの備え
各国の中央銀行が大量に紙幣を刷った結果、マネーサプライは20年前の約4.5倍に膨張。
一方、金の地上在庫は約1.4倍しか増えていません。
希少性のある金がインフレヘッジとして選ばれています。

② 新興国中央銀行の買い増し
中国・インド・ロシアを中心に、ドル偏重の外貨準備を分散させるため、
各国中央銀行が金を大量に購入。
年間500トン規模の買い越しが続いており、需給構造が大きく変化しています。

③ 地政学リスクの高まり
ウクライナ情勢、米中関係の緊張、中東情勢など、
地政学リスクが高まるほど「安全資産」としての金の需要が増加します。

こうした背景から、金に投資する投資信託は2025年12月時点で25本にまで増加。
新規設定が相次いでおり、どれを選ぶか悩む方も多いでしょう。

投資信託で金を買うメリット

金への投資方法は「現物の金地金を買う」「純金積立をする」
「ETFを買う」「投資信託を買う」など複数ありますが、
初心者には投資信託が最もおすすめです。

✅ ゴールド投信のメリット

少額から始められる
毎月100円〜1,000円から積立可能。金地金のように数十万円の初期投資が不要。

保管の手間がない
現物の金のように盗難やセキュリティの心配が不要。

NISAで非課税運用が可能
NISA成長投資枠で購入できるゴールド投信も多数。
利益が出ても税金がかからない。

他の投資と同じ口座で一元管理
S&P500やオルカンと同じ証券口座で積立・管理できるため、
ポートフォリオ全体の把握がしやすい。

コストが低い
信託報酬は年0.1〜0.5%程度。純金積立の手数料と比べても割安。

2026年2月版:おすすめゴールド投信

ゴールド投信を選ぶ際のポイントは、
純資産額の大きさ(早期償還リスクの低さ)信託報酬の低さです。
純資産額が小さい投信は運用が途中で強制終了される可能性があるため、
人気のある=純資産額が大きい投信を選ぶのが基本です。

🥇 ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)

純資産額:金投信の中でトップクラス

信託報酬:年0.879%(税込)

特徴:購入した金をスイス・ジュネーブのピクテ銀行の地下金庫で保管。
永世中立国の安心感から人気が高い。

NISA:成長投資枠で購入可能

🥈 SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし)

信託報酬:年0.275%(税込)

特徴:金投信の中で最低水準のコスト。
長期積立でコストの差がリターンに効いてくるため、コスト重視派に最適。

NISA:成長投資枠で購入可能

🥉 ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)

信託報酬:年0.407%(税込)

特徴:2026年2月のおすすめファンドランキングにもランクイン。
コストと安定性のバランスが良い。

NISA:成長投資枠で購入可能

為替ヘッジ「あり」と「なし」で迷ったら、長期運用なら「なし」がおすすめ。
為替ヘッジにはコストがかかり、長期ではリターンを押し下げる要因になります。

実体験:知人に相談してゴールド投信を組み入れた話

筆者はもともとS&P500をメインにした積立投資をしていました。
全世界株式(オルカン系)も積立に加えており、
毎月の投資額の大部分を株式型の投資信託に振り分けるスタイルです。

NISAのつみたて投資枠と成長投資枠を併用しつつ、
特定口座でも同じ銘柄を積み立てる形で、
投資金額の大半が米国株もしくは全世界株に集中していました。

仮想通貨も少額で積立していたため、「分散できている」つもりでいました。
しかし冷静に見返すと、仮想通貨は株式以上にボラティリティが高く、
暴落時に全資産が同時に下がる構成になっていたのです。

そんな中、知人に自分のポートフォリオを見せて相談したところ、
返ってきたアドバイスが
「ゴールド投信を少額でも組み入れて、資産クラスの分散を図るべき」
というものでした。

株や仮想通貨と異なる値動きをする
「守りの資産」が足りていなかったわけです。

💡 なぜゴールドを組み入れたのか

株式との逆相関性
株式市場が暴落する局面で金は上昇する傾向があります。
リーマンショックやコロナショックでも金は価値を維持しました。
株式100%のポートフォリオに金を加えることで、暴落時のダメージを緩和できる。

インフレへの備え
日本も金利のある世界に突入し、インフレ傾向が続いています。
現金の価値が目減りするリスクに対して、
金は長期的にインフレ率を上回るペースで上昇してきた実績がある。

少額で始められる手軽さ
毎月の積立額の一部をゴールド投信に振り向けるだけ。
大きなポートフォリオ変更は必要なく、
既存の投資に「守りの一手」を加える感覚で始められた。

実際に組み入れた結果、ポートフォリオ全体の値動きが
マイルドになった実感があります。

株式が下がる局面でゴールド投信が踏ん張ってくれるので、
精神的にも落ち着いて積立を続けられています。
投資は「続けること」が最重要なので、この安心感は大きい。

2026年2月の金価格急落をどう見るか

2月に入り、金・銀・プラチナの国内先物が急落し、
金は7日連続でサーキットブレーカーが発動する異例の事態になりました。
直近1年で約70%上昇していただけに、インパクトは大きかったです。

✅ 急落時こそ「積立」のメリット

急落時に一括で買う勇気がなくても、
毎月自動で積立していれば、安い時に多く買い、
高い時に少なく買う「ドルコスト平均法」が自動的に効いてくれます。
筆者自身、急落のニュースを見ても「安く買えるチャンス」と思えたのは、
積立設定をしていたからこそ。
一括投資では味わえない安心感です。

むしろ、これからゴールド投信を始める方にとっては、
急落後の今がスタートしやすいタイミング
とも言えます。
高値掴みのリスクが相対的に低く、積立のスタート地点としては悪くありません。

月1万〜5万円で始めるサンプルポートフォリオ

これからNISAで投資信託の積立を始める方向けに、
ゴールド投信を組み入れたサンプルポートフォリオを3パターン紹介します。

🟢 パターンA:月1万円(まずは始めてみたい人)

全世界株式(オルカン系):7,000円(70%)

ゴールド投信:3,000円(30%)

ポイント:オルカンで世界経済の成長を取りつつ、金で守りを固める。
シンプル2本構成。

🟡 パターンB:月3万円(バランス型で堅実に)

S&P500:15,000円(50%)

全世界株式(オルカン系):10,000円(33%)

ゴールド投信:5,000円(17%)

ポイント:米国の成長力+全世界への分散+金の安定性。3本でバランスの取れた構成。

🟣 パターンC:月5万円(しっかり分散したい人)

S&P500:25,000円(50%)

全世界株式(オルカン系):15,000円(30%)

ゴールド投信:10,000円(20%)

ポイント:金の比率20%は一般的な資産配分の教科書でも推奨される水準。
余裕資金があるなら最もおすすめ。

金の比率は全体の10〜20%が目安。
あくまで「守り」の役割なので、入れすぎには注意。
主力はS&P500やオルカンなどの株式型投信をキープ。

ゴールド投信の始め方

ゴールド投信の積立は、NISAの口座があれば今すぐ始められます。
手順は以下の通りです。

Step 1:証券口座を開設する
まだ証券口座を持っていない方は、まず口座開設から。
NISA口座の申請も同時に行えます。
NISAの始め方(口座開設〜積立設定)5ステップ完全ガイド

Step 2:ゴールド投信を検索する
証券会社のファンド検索で「ゴールド」「金」と入力すれば候補が出てきます。
前述のおすすめ3本から選べば間違いありません。

Step 3:積立設定をする
毎月の積立金額と引落日を設定。
NISAの成長投資枠を使えば利益が非課税になります。

Step 4:あとは放置でOK
設定したら毎月自動で買い付けが行われます。
値動きに一喜一憂せず、淡々と積立を続けることが最も大切です。

ゴールド投信を始める際の注意点

⚠️ 知っておくべき3つの注意点

金は配当・利息を生まない
株式の配当金や債券の利息と異なり、金は保有しているだけでは収益を生みません。
値上がり益だけがリターンの源泉になるため、
短期で利益を出す目的には向いていません。
あくまで「長期保有で資産の安定化を図る」という位置づけで組み入れてください。

金だけに集中しすぎない
金が注目されていると「全額ゴールド投信に」と考えがちですが、金もリスク資産です。
2026年2月のように急落する場面もあります。
ポートフォリオ全体の10〜20%が適切な比率で、
メインはあくまで株式型投信に置くのが基本です。

為替リスクがある(為替ヘッジなしの場合)
金はドル建てで取引されるため、円高が進むと円換算のリターンが目減りします。
ただし、長期的には為替ヘッジのコスト分だけリターンが削られるため、
筆者は「為替ヘッジなし」を選んでいます。

まとめ

ゴールド投信は、S&P500やオルカンなどの株式型投信に
「守りの一手」を加えるための資産クラスです。
株式100%のポートフォリオに比べて、暴落時の下落幅を抑え、精神的な安定にも貢献します。

2026年2月の金価格急落は、
これから始める方にとってはむしろスタートしやすいタイミングです。
月1万円からでも、ポートフォリオに金を10〜20%組み入れるだけで分散効果は得られます。

筆者自身、知人に相談したことがきっかけで金を組み入れましたが、
結果的には正解だったと感じています。
それまでは株価が下がるたびにポートフォリオ全体が赤くなるのがストレスでしたが、
金を加えてからは「下がっているものもあるけど、金は上がっている」という場面が増え、
心理的にも落ち着いて投資を続けられるようになりました。

投資は「退場しないこと」が何より重要です。
暴落時にパニック売りしてしまえば、その先の回復局面を取り逃すことになります。
ゴールド投信をポートフォリオに組み入れる最大のメリットは、
パフォーマンスの向上よりも「暴落時に冷静でいられること」だと個人的には思います。
まずは少額から始めて、値動きを体感してみてください。

― 早乙女流夜(さおとめ りゅうや)

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免責事項:本記事は筆者の個人的な経験と見解に基づく情報提供を目的としています。
特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。
投資信託の基準価額は変動し、元本割れのリスクがあります。
投資判断はご自身の責任で行ってください。