仮想通貨絡みの案件をスタートされて

時間の経過と共に当初聞いていた時の話と異なり

詐欺まがいの疑いが強いのではないかと感じ

お金を取り戻そうと準備を進められている方は

増えてきていると思います。

私自身仮想通貨案件にほとんど手を出しておらず

ビットコインとLISKを昨年度一時期購入した程度なので

ICO案件に手を出して失敗した等の経験はありません。

 

自身のFX関連の案件で失敗した時の経験で

お話させて頂くと取り戻せる確率は非常に低いと思います。

ほとんどの方が弁護士の所に詐欺の疑いがあると

相談に行かれる方が非常に多いと思いますが

ある程度投資詐欺事案を取り扱っておられる

弁護士さんであれば細かいアドバイスが出てくると思いますが、

あまり投資詐欺に詳しくない弁護士さんに相談しても

投資で失敗したから相手を責められないと言われます。

また、詐欺まがいの案件を取り扱っている方は

お金の送金履歴がわからないようにしている事が多く

一般的に多いのがブローカーに対して

出資者がお金を手渡しや振込して貰うケースで

本人から大元に直接お金が渡ったと証明できる履歴が無く

お金を渡したという証明が出来ない事から

ある程度投資詐欺に強い弁護士さんに相談しても

取り戻すことが厳しいという回答を貰う可能性が高いです。

理想的な展開としては被害者をたくさん集めて

大元を出資法違反や金融商品取引法違反で訴える事ですが

訴えた所で大元は集めたお金を手元に残していない事が多い為

被害者の方を集めすぎてしまうと

お金を取り戻すことが厳しくなってしまいます。

基本的には大元が持っており回収出来た金額から

被害者の人数及び被害金額に応じて

被害者の方にお金が戻る形になる為

人数を集めすぎてしまう事で不利になってしまいます。

よって、多くの被害者の方が被害者を他に集めたいけれども

集めすぎてしまう事に対しても警戒してしまう為

実際にはかなりの被害者がいるのにも関わらず

被害者の会を設立して動く事まで出来ないのが実態です。

詐欺を働く側としては、この点も視野に入れて動いていることが多く

最終的には訴えられることはほとんど無い

もしくは訴えられたとしても被害者全員からは

訴えられることは無いと高を括っている事が多く

堂々と普通に生活しているわけです。

資料的に大元を訴える事が難しいとなった場合に

次に責めるべきところとしては

案件を紹介して下さりお金を渡したブローカーになりますが、

こちらに関してもブローカー自体が被害者として

振舞うことが多くすんなり交渉する事が厳しい事と

ブローカー自体のプライベートな情報を

入手出来ているケースが少ない為

特定が難しいケースがほとんどです。

中には、友人・知人からの紹介でスタートされている方も

いらっしゃると思いますが

心理的に友人・知人を訴える事自体が

厳しい事が多く泣き寝入りせざるを得ないのが実態です。

よって、仮想通貨絡みの案件で詐欺に遭った場合においても

お金を取り戻すのが厳しいというのが個人的見解です。

お金を取り戻せる可能性があるとすれば

被害者を自分自身を含め3人から多くても10人程度集め

投資詐欺に強い弁護士さんに相談の上

警察に相談に行き被害届を出す事が出来た場合です。

一般的にニュースになっている詐欺事案を見ても

被害に遭われてから何年か経過してから

犯人が逮捕されていたりしているので

どうしても時間がかかってしまうと思いますが

条件的に可能であれば是非動くべきでしょう。

また、残念ながら被害者の方を集める事が厳しく

自身が大元にお金を集めたという根拠が乏しい方の場合は

お金を取り戻せること自体が恐らく出来ない為

下手に弁護士に相談して相談料だけ取られような

2次的被害を被らないように注意したいところです。

非常に悔しい思いをする事にはなりますが、

被害金額を上乗せして、さらに生活が苦しくならないよう

割り切った方が良い場合もあるので

ご自身の今の状況をもう一度整理して動きましょう。