2013年頃の話ですがトークフージョンという

MLMが非常に流行り当時話題になっておりました。

アメリカのフロリダに本社があり

ビデオEメールのサービスを主に提供している企業です。

まず日本製ではなく英語がベースである為

サービスの利用が日本人には優しくない事と

そもそも製品自体それほど画期的ではない為

冷静に見れば全く利用する必然性を感じないわけですが

2013年頃は物凄い勢いで登録者が増えました。

実際にトークフージョンをやられている方に

製品について聞いても答えられない方が多いのが現状で

誘いを受けた方は何が良くて紹介者の方は

スタートされたのかと疑問に思う方も

多数いらっしゃったのではないかと思います。

トークフ―ジョンが一気に加速したのは

参加メンバーの中である程度実績を出している人の

報酬画面のスクリーンショットを使いまわすことで

本当に稼げているという実績を不特定多数の人に

SNSを使って拡散する事が出来たからです。

製品の魅力や企業の可能性を前面に出さず

一種のマネーゲーム的なやり方に関しては

MLMではどの企業でも基本はNGであり

トークフージョンに関しても実際はNGでしたが、

2013年当時トークフージョン自体

他のネットワーク企業を比べると歴が浅く

絶対的なリーダー的存在の方もいらっしゃらなかった為

結構好き勝手やろうと思えば出来る状態でした。

その為、権利収入を稼ぐ方法という形で

Twitter、Facebook、アメブロを駆使して

稼いでいる人の実績結果のスクリーンショットを掲載して

興味付けする方法が可能でした。

他のMLMでは結構参加メンバーの方の

情報配信に対してシビアにチェックする方がいるようなので

この手法を取る事がやりたくても出来ない事も重なり

トークフージョンが一気に加速したのではないかと思います。

実施に早い段階でSNSを駆使して集客をされた方の多くが

新規メンバーを参入させることで発生する

紹介料でMLM未経験なのにも関わらず

月に数十万単位で稼ぐことが出来ており

実績を出すことが出来ていることから

説得材料が整い更に新規成約が取れる方向に

加速するという好循環でした。

ただ、あまりにも一気に加速しすぎた事が影響し

2013年後半から一気に衰退しました。

実績を提示してMLM初心者の状態からスタートし

稼げる証拠を提示して貰い、

その証拠を信用し後からスタートした方は

既に市場が飽和してきていることも影響し

実績を出した方と同じ手法を用いても

思うように結果が出せませんでした。

そして、稼げない人が増えると同時に

トークフージョン自体が詐欺だという

レッテルを貼られるようになってしまい

世間がトークフージョンを警戒するようになりました。

警戒されてしまう事で、後発組はどんどん不利な状況に追い込まれ

更には、元々勢いづいて稼いでいたメンバーも同時に

思う様に稼げなくなる様になってしまい

その結果、組織内全体で不協和音が生じるようになり

一気に衰退してしまい今ではほとんど名前を聞かなくなりました。

トークフージョンは主にFacebookを利用して

集客をしていた方が多いのですが

ビジネスや投資関連のグループ内で

トークフージョンに関する投稿は禁止と

規制をかけるグループが続出したくらいです。

現在、トークフージョンに関して調べてみると

悪い内容を紹介されている方が多いのですが

今ご紹介させて頂いた背景がきっかけだと思います。

 

冒頭でも申し上げましたがトークフージョンに関しては

提供しているサービスがそれほど魅力的ではなく

敢えて利用したいと思うものではない為

残念ながら今後有名人を使って広めたとしても

他のネットワーク企業のように日本国内で

普及し続ける事は難しいというのが個人的見解です。