副業でブログを始めた当初、私は「毎日更新+バナー大量貼り」で収益化できると思っていました。
しかし、結果はクリックも成約も伸びず。
振り返れば、読者属性(ペルソナ)と導線をまったく設計していなかったのが根本原因でした。
本記事では、私の失敗を分解し、アフィリエイトをこれから始める人でも
今日から取り組める立て直しテンプレをまとめます。

失敗の本質:量よりも「誰に・何を・どう導くか」
- 読者属性が定まっていない
日記調で話題が拡散し、誰の悩みも深く刺さらない。
結果、滞在も短くCVRも伸びない。 - 導線が存在しない
記事内の次アクションが曖昧。
関連記事→比較→申込というステップがなく、バナーに視線が届かない。 - 検証できない
どのバナーが見られたのか、なぜクリックされないのかが記録されていない。
改善が運任せになる。
当時は「バナーを増やせば当たる」と思っていましたが、
実際は“読む人の課題→解決策→確証→行動”の順に並べるだけでクリック率が上がりました。
ペルソナの作り方(30〜40代サラリーマン向け)
私のブログの主読者は「残業が多い/収入が頭打ち/副収入の再現性を重視」
という会社員層。ここから逆算し、次の1行価値提案を固定しました。
“毎日30分の作業で、翌月から1件の申込を目指せる導線を作る”
- 検索意図:比較/評判/始め方/注意点の4意図に分類
- 記事構成:導入(悩み)→解決策→根拠→手順→FAQ→CTA
- CTAの文言:「3分で無料診断」「テンプレDL」「実例を見る」
「貼り方」ではなく「導線」を作る(ワイヤーの型)
- 導入1行:誰の・何の悩みかを具体化(例:「残業後でも30分で積み上がる副業」)。
- 価値提案:何が変わるかを数字で(例:「初月1件の成約設計」)。
- 証拠:スクショ・比較表・第三者データ(出典と日付)。
- 手順:最初の3ステップのみ(迷いを減らす)。
- CTA:本文の流れに沿った行動(テンプレDLや無料診断)。
このワイヤーに沿って書き直すと、記事→CTAのCTRが2.1%→4.6%へ改善。
バナー枚数は半分でも、見られる場所に1つ置くほうが効果的でした。
バナー配置の鉄則(最小枚数で効果を最大化)
- ファーストビューで1つ:導入直後、見出しの直前。
- 証拠直後に1つ:根拠を示した直後は意欲が高い。
- 末尾に1つ:FAQを読んだ後の最終案内。
色はサイト内で最も目立つものを1色に統一。
テキストリンクも併記し、ボタン文言には所要時間(例:「3分で完了」)を入れると
押されやすくなります。
計測と検証(“当たるまで”ではなく“当てる”)
- クリック計測:CTAごとにイベントを分ける(ヘッダー/本文中/末尾)。
- スクロール到達率:CTAの上に読者が来ているか。
- ABテスト:文言(無料診断 vs 3分で無料診断)、位置(見出し前 vs 後)を2週間検証。
数字が出ると、次のやるべきことが自動的に決まります。
逆に数字がないと、“焦ってバナーを増やす”という遠回りに戻ります。
立て直しテンプレ(今日から3ステップ)
- ペルソナ1枚を作る(属性・悩み・ゴール)。
- ワイヤーで1記事を書き直す(導入→価値提案→証拠→手順→FAQ→CTA)。
- CTAを3点に固定し、クリックを計測。
記事本数を増やすのは、1記事でCVRが出る型を掴んでからで十分。
時間のない方でも、毎日30分で改善が進みます。
体験談:バナー9枚→3枚、しかしCVRは2倍に
当時の私は、1記事にバナーを9枚貼っていました。
改修後は3枚に削減し、見出しの手前と証拠直後、末尾に集約。
さらに「3分で無料診断」の文言に統一したところ、
記事→CTA CTRが2倍、LP CVRも1.7倍になりました。
今日のアクション(30分)
- 直近アクセス上位3記事のバナー枚数を3つに固定(冒頭/証拠直後/末尾)。
- CTA文言に所要時間を追加。
- スクロール到達率とCTAクリックをイベント化。