for Aspiring Business Owners
サラリーマンから経営者へ
独立準備の完全ガイド
筆者が実際に独立して痛感した「知っておけばよかったこと」を全てまとめました
なぜ私は経営者を目指したのか
私はもともと普通のサラリーマンでした。
毎月決まった給料をもらい、ボーナスが出れば少し嬉しい——
そんな日々を過ごしていました。
しかしある時、ふと気づいたのです。
「このまま定年まで働いても、収入の天井は見えている」という現実に。
昇給は年に数千円。役職が上がっても劇的に手取りが増えるわけでもない。
一方で税金や社会保険料は上がり続ける。
将来への不安は膨らむ一方でした。
そんな時、先輩経営者からこう言われました。
収入源が一つしかないのは本当の安定じゃない。
自分でビジネスを持つことが、本当のリスクヘッジだよ。」
この言葉がきっかけで、私は独立を真剣に考え始めました。
とはいえ、いきなり会社を辞めたわけではありません。
まずは副業からスタートし、ブログ運営やWebビジネスで
収入の柱を少しずつ増やしていきました。
そして数年かけて事業の基盤を整え、
最終的に法人を設立するに至ります。
振り返れば決して順風満帆ではなく、
失敗も遠回りも数え切れないほどありました。
このページは、かつての私と同じように
「このままでいいのか」と感じている
サラリーマンの方に向けて書いています。
独立に興味はあるけれど、何から始めればいいかわからない。
そんなあなたに、私の実体験をもとにリアルな情報をお伝えします。
独立のメリットとデメリット ― 一般論と本音
◆ よく言われるメリット
一般的に、独立のメリットとしては
「収入の上限がなくなる」「時間の自由が利く」
「自分の裁量で意思決定できる」「経費を活用した節税ができる」
「定年がない」といった点が挙げられます。
実際、これらは事実です。
サラリーマン時代には考えられなかったような働き方の幅が広がります。
自分が良いと思った商品を自由に取り扱えますし、
事業の方向性も自分で決められる。
この「仕事として取り組める幅が圧倒的に広がった」ことは、
独立して最も良かったと感じている点です。
◆ あまり語られないデメリットと現実
しかし、ここからが本音です。
【私が痛感した現実】
①「資金調達」がしっかり出来ないと、本当に苦しい。
事業を始めるにも、回すにも、お金が必要です。
商品の仕入れ、ホームページの制作、
名刺やパンフレットの作成、事務所の準備……
次から次へと出費が重なります。
サラリーマン時代の貯金だけではあっという間に底をつきかけました。
②思った以上にお金がかかる。
法人設立だけでも登記費用、定款の認証費、
会社の印鑑、税理士への報酬など、
想定外の出費が山のように出てきます。
さらに法人住民税(均等割)は赤字でも年間約7万円かかります。
「利益が出てから考えよう」では遅いのです。
③毎月の固定給がなくなる恐怖。
サラリーマン時代は当たり前だった毎月の入金がなくなります。
売上が立たない月のプレッシャーは、
経験してみないとわかりません。
精神的にタフでないと厳しい世界です。
独立は「自由」ですが、自由には「責任」が伴います。
華やかな面だけを見て飛び込むのではなく、
こうした現実を理解した上で準備を進めることが大切です。
🔑 独立前に最低限押さえておくべきこと
📌 1. 法人口座の開設 ― 想像以上にハードルが高い
法人を設立したら、まず法人名義の銀行口座を開設します。
しかしこれが意外と難しい。
近年はマネーロンダリングや振り込め詐欺対策の強化により
審査が極めて厳格化しており、設立直後の会社では
大手銀行の口座はまず作れないと思った方がよいでしょう。
審査のポイントは「事業の実態があるか」です。
ホームページの有無、オフィスの所在地、
事業計画書の内容など、銀行は総合的に判断します。
個人口座のように「申し込めば作れる」ものではない
ことを知っておいてください。
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📌 2. ホームページとパンフレットの作成 ― 信用の「顔」になる
「まだ売上もないのにホームページ?」と思うかもしれません。
しかし、ホームページは単なる集客ツールではなく、
あなたの会社の「信用証明」です。
先ほどの法人口座開設でも、銀行はホームページの有無を確認します。
取引先に名刺を渡した時にURLが記載されていなければ
「本当にちゃんとした会社なのか?」と疑われます。
パンフレットも同様で、融資の相談や取引先への営業時に必須です。
完璧なものである必要はありませんが、
最低限「会社概要」「事業内容」「連絡先」が掲載された自社サイトは、
設立と同時に用意しましょう。
📌 3. 確定申告・経理 ― みんなどうしてる?
個人事業主なら確定申告、法人なら法人税の申告が必要になります。
これを自分でやるか、税理士に頼むかは、
経営者が最初にぶつかる判断の一つです。
結論から言えば、法人化した場合は税理士にお願いするのがベターです。
法人税の申告は複雑で、素人が独学でやるには
リスクが大きすぎます。
個人事業主の場合はfreeeやマネーフォワードなどの
クラウド会計ソフトで自力対応する方も多いですが、
売上規模が大きくなったら早めに専門家を入れることをおすすめします。
税理士の顧問料は月額2〜5万円程度が相場です。
決して安くはありませんが、節税のアドバイスや
決算対応も含めて考えれば、十分に元は取れます。
なお、顧問契約を結ぶタイミングは法人設立直後が理想です。
後から帳簿を整理するのは二度手間になりかねません。
📌 4. 資金調達 ― 「借金ゼロ」は本当に正しいのか?
「借金は悪」という考えは根強いですが、
経営においてこの考えは必ずしも正解ではありません。
むしろ、適切な借入を行い、事業に投資して
回収するのが経営の基本です。
日本政策金融公庫の創業融資は低金利で、
実績がなくても申し込めるため、
独立を考えているなら必ず検討すべきです。
自己資金だけでスタートすると、
資金が尽きた時に打つ手がなくなります。
余裕のあるうちに資金を確保しておくこと。
これは私が身をもって学んだ教訓です。
ただし、闇金や怪しいブローカーからの借入は絶対にNGです
(後述の「悪質案件」のセクションを必ず読んでください)。
▶ 関連記事:
📌 5. 個人事業主 vs 法人化 ― どちらを選ぶべきか
最初から法人を設立する必要はありません。
まずは個人事業主として開業届を出し、
売上が安定してから法人化するのが王道のルートです。
法人化の目安は「年間利益が500〜800万円を超えたあたり」
とよく言われます。
法人にすると社会的信用は上がりますが、
設立費用や維持コストもかかります。
イミングの見極めが重要です。
▶ 準備中 個人事業主と法人化の違い|最適なタイミングを徹底解説
▶ 関連記事:
📌 6. 社会保険・年金の切り替え ― 会社員から経営者で何が変わるか
サラリーマンを辞めると、健康保険は「国民健康保険」に、
年金は「国民年金」に切り替わります
(法人設立した場合は社会保険への加入義務あり)。
会社員時代は会社が半額を負担してくれていましたが、
独立後は全額自己負担です。
特に国民健康保険料は前年の所得で計算されるため、
退職直後の保険料が驚くほど高額になることがあります。
事前にシミュレーションしておきましょう。
▶ 準備中 独立時の社会保険・年金切り替え完全ガイド
📌 7. 契約書・請求書の基礎知識
会社員時代は法務部や経理部がやってくれていた
契約書や請求書の作成。
独立すれば全て自分でやらなければなりません。
特に契約書は重要です。
口約束で仕事を受けてトラブルになるケースは非常に多い。
最低限の契約書テンプレートを用意し、
取引前に必ず書面を交わす習慣をつけましょう。
請求書はfreeeやMisocaなどの無料ツールで簡単に作成できます。
▶ 準備中 経営者が最低限知っておくべき契約書・請求書の基礎
📌 8. 人脈づくり ― 経営者は孤独になりがち
サラリーマン時代は周りに同僚がいましたが、
独立すると相談できる相手が一気に減ります。
経営の悩みを話せる仲間の存在は、
精神的にも事業的にも大きな支えになります。
商工会議所の経営相談、創業者向けのコミュニティ、
異業種交流会などを活用しましょう。
ただし、交流会を装った勧誘・詐欺もあるので注意が必要です。
📌 9. メンタル管理 ― 不安との付き合い方
売上が上がらない月、資金繰りが厳しい時期、取引先とのトラブル——
経営者のストレスは会社員の比ではありません。
私自身、独立後に何度も
「サラリーマンに戻った方がいいのではないか」と考えました。
大切なのは、そうした不安を一人で抱え込まないこと。
信頼できる人に話す、数字(売上・支出)を
可視化して冷静に判断する、体を動かす——
地味ですが、こうした習慣がメンタルを守ってくれます。
▶ 準備中 経営者のメンタルヘルス|孤独と不安との向き合い方
📌 10. 事業計画書の作成 ― 融資を受けるための必須ツール
日本政策金融公庫や銀行からの融資を受ける際、
事業計画書は必ず求められます。
「何をする会社なのか」「どうやって利益を出すのか」「返済の見通しは」——
これらを数字と文章で明確に示す必要があります。
最初は完璧でなくて構いません。
しかし、事業計画書を書くプロセス自体が、
自分のビジネスを客観的に見つめ直す良い機会になります。
▶ 準備中 融資を勝ち取る事業計画書の書き方
⚠ 経営者を狙う悪質案件に注意
独立直後の経営者は、悪質な業者にとって格好のターゲットです。
「経営者」という肩書きを持った途端、
それまで関わることのなかった人種が近づいてきます。
「資金繰りに困っていませんか?」「特別な融資枠があります」——
こうした甘い言葉で近づいてくる人間には十分注意してください。
私自身も実際に様々な怪しい案件に遭遇し、
その実態を記事にしてきました。
特に多い手口は以下の通りです。
・高金利の個人融資:正規の金融機関を通さない融資は闇金と同じです。
・着手金詐欺:融資の手数料と称して先にお金を騙し取られるパターン。
・投資案件の勧誘:「経営者同士のネットワーク」を装い、高額な投資案件に誘導。
・SNS経由の怪しい誘い:TwitterやInstagramで「月収100万円」を謳う勧誘。
こうした案件の詳細な手口と見分け方は、
以下のページで徹底的に解説しています。
独立前に必ず目を通しておいてください。
最後に ― これから独立を考えるあなたへ
独立は決して楽な道ではありません。
サラリーマン時代には想像もしなかった壁が次々と立ちはだかります。
お金の問題、人間関係の変化、社会的な信用をゼロから積み上げる大変さ——
正直、「こんなはずじゃなかった」と思う瞬間は何度もあります。
しかし、正しい知識を身につけ、適切な準備をすれば、
乗り越えられない壁ではありません。
何より大切なのは、「知らなかった」で損をしないことです。
知識は最大の武器であり、最良の防具でもあります。
このページで紹介した内容は、私自身が独立の過程で実際に経験し、
「最初から知っておきたかった」と心から感じたことばかりです。
準備中の記事も順次公開していきますので、
ぜひブックマークしてチェックしてください。
あなたの独立への第一歩を、このページが少しでも支えられれば幸いです。
― 早乙女流夜(さおとめ りゅうや)
📋 今後公開予定の記事一覧
以下の記事は現在執筆中です。公開され次第、リンクを更新していきます。
準備中 個人事業主と法人化の違い|最適なタイミングを徹底解説
準備中 独立時の社会保険・年金切り替え完全ガイド
準備中 経営者が最低限知っておくべき契約書・請求書の基礎
準備中 経営者の人脈づくり|信頼できるコミュニティの選び方
準備中 経営者のメンタルヘルス|孤独と不安との向き合い方
準備中 融資を勝ち取る事業計画書の書き方
準備中 税理士の選び方と顧問契約のタイミング
準備中 日本政策金融公庫で創業融資を受ける方法
